逆転

これは逆転の物語だ。


人生のどこかでアイマスと交点を持ったオタク達は常に抱える感情がある。

「このコンテンツを最初から知っていたかった」

その感情に応えるべくして生まれたのがシャニマスだ。

 


アイマスを作るスタッフ達も同じことを思う。1から自分達でやりたい、その結実がシャニマスであったと聞く。

 


このご時世に新たに参入する声優が活躍する場を設けるのは大変だ。

仕事に対して数が多すぎるし結果としてその働き方は多様化している。

そんな人達が輝くための一つのきっかけとしてアイマスは必要だったのかもしれない。

 


これらの思いがぶつかり合ってシャニマス は生まれた。

これら全てのもの達の逆転の物語なのである。

 


感想です。

 


クソ雑なこと言うと曲として聞いてるものではなくbgmとして聞いてるものを披露されるので曲の親近感が尋常じゃなかったです。

審査員ブン殴りのテーマとして聞いてたあの曲達がこうやって歌われるのか、と。

 


個別感想で行くと放クラ→アルスト→イルミネ→アンティーカの順に完成度が高かったと私は思います。

 


放クラ

楽しんでいるもの達が一番強い。体現していました。

一度目のナンバーワンをちゃんと黙ったところにプロデューサー達の逆転の意思を感じました。

落ちサビでクラップしたところでその意思ドブに捨てるあたりが最高にロックでした。

 


アルスト

かわいいだけののび太とそれを支える2人という構図がよく伝わりました。再三言われてますが甜花ちゃんが歌うのを見守る2人が非常に関係性が現れていて良かったです。

 


イルミネ

3人の声質が全然違うのがよくわかりました。むんさんとかホワホワしてるように見えてだからこそ強いというところに赤の理念を感じますね。

 


アンティー

一番注目してみてました。

霧子のマイクが止まる→咲耶が動揺する→こがたんが歌詞を間違えるとまあなかなかガタガタでしたね。それが自然でもちろんこれが悪いとバカにしているわけではないんです。これは想像ですが前述の理由でスタッフも新規の人員であった可能性がありそんな中ならミスもあるでしょう。だからこそその中でブレることなくカバーができたまみみが強かった。

ただの仲良しこよしはチームプレイとは言わない、個々の力が高くて初めてチームになれるというのは黒子のバスケの言葉です。

最初から最強である必要はない、だが強い方が間違いなくクールでしょう。

だからこれから成長していくんだろうなぁと思いました。私にあと1人分目があったら見守りたいと思ったのはココでしょうね。

もしかしたらこれら問題点2日目には改善していたのかも知れない。しかしそれをみていない私にはわからないのです。見る覚悟とはそういうことだ。そして私にはそれがない。

 


ステージ全体の感想ですが曲目の少なさを感じさせないボリュームのあるステージでした。ユニットごとのMCや2回の朗読劇がそれにあたります。

ダンスも全体曲がシンプルだったのでそういうものかと思いましたがそもそもステージがものすごく狭いのが原因ですね。ユニット毎はそれはもう動き回っていたので。

朗読劇ですが本来は声優である中の人の強みが前面に出る、コンテンツを知りこんでいればわかる小ネタ、喋りではなく動きでもキャラを感じさせる等々ココが一番価値があったとおもいます。

新曲はおそらくアイマス全体曲界でもトップレベルに挑戦的な姿勢を感じました。

 


総合的な感想ですがコンテンツそのものが逆転、ここから始めるという意思が強かったことを改めて感じましたしスタートとしては文句なしだったと思います。これからが楽しみですが私に見守る余裕がないのも事実なので私はここに関してプロデューサーと自称することはないでしょう。少なくとも今は。

個々のキャラ等に関しても語り合いたいところですが誰も話に来てくれなくて寂しいのでだれかそういう話がしたい人は連絡ください。