しなーずおぶしすてむ2 ふぁーすとがーでぃあん

ネタバレ以外の何物でもねえ。

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霜月と比べ物にならないくらい色のないキャラクター、須郷の物語。

霜月よりも骨格が無いのでそれを書くところから始めて1時間だからとんでもない濃度。

 

シビュラシステムによって唯一の法治国家となった日本の外に対しての防御、軍。

ここまでにわずかに描かれた須郷の人間性は確かに軍人と言われると納得がいく。

軍の作戦→事件→捜査でゾンビカーニバルの流れはとても納得がいくし検挙率を理由にちゃんと据えてたところがスマート。

 

宜野座母のシーンはちょっとしんどい。そのあとのギノさんが眼鏡外して目元抑えるシーンがもう…。

 

ブランデーに仕込んだとすぐ気づいたけど個人的にはスパーリングロボットに仕込んでると思ってたのでなるほどねって感じ。どのみち気づいてたか。

 

今回は軍上層部の悪と禁止兵器の使用、前回の放射性物質と合わせるとSSシリーズの根底にあるのはビゴーのような現代日本の風刺なのではと少し感じた。

禁忌の力によって完全統治を手に入れるということ、シビュラシステムは道徳的観点から問題が見えるがそれ以外の点からシビュラシステムが現代人の感性と相容れないものであることを描いているなぁと。

感想ある人は是非お話ししましょう。