僕とAFネメ

僕は一度シャドウバースを引退した。

1年ほど前、時空転生の発売ごろの事である。リリース当初からやっていたそれをなんとなく手放した。

理由は簡単でスタン落ちについていくのが面倒だったからだ。

そもそもSFLがシャドバの中で最も不快な環境であった事も起因している。

様々なカードゲームを渡り歩いたがなんだかんだ飽きっぽいのでスタン落ちを味わったことがなかったのである。

スタン落ちがカードゲームに必要かどうかの話は別の機会にするとしてそんな僕に町田の友人、某果物君が「AFネメは凄い面白い」と持ちかけてきた。

聞いても理解できなかったがなるほど見てみるとDCGであることを前面に押し出した新しい感覚のデッキだった。

僕はパズルのようなそのデッキに魅了されスタン落ち以前のカードを全て砕き新クラス、ネメシスのカードを揃えた。

ポプテピピック横目に回したのがまだ記憶に新しい。

 

結局そのアカウントは捨ててしまい再出発することになるのだがあれ以降AFネメはお気に入りのデッキだった。

整ったスタンのバランスが肌に合わずアンリミで愛着のあるカードたちとバカやる方を選んだ僕がスタンに向ける唯一の興味がAFネメが勝てるかどうかだった。

盤面取りに特化したその性能はメタが回れば必ず活躍できる。ひと環境に一度はワンチャンあると言われていたのでは無いだろうか。

 

そしてそんなAFネメがスタン落ちした。

僕に取って新時代であったそれが僕と言う古い人間、思い出の側にやってきたのである。

マキナのアッパー、2種類の強力な新カードを引っさげて。

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朝5時半に貞操無くしたメリケン野郎と通話しながら作ったリストがこれである。

従来のAFネメとしてのスピードを一回りあげた型。単体性能がゴミみたいな札を引っ付けあってぶん回して盤面を更地にし続けこっちはガリガリのクロックで攻め落とす。

ワンチャンス失敗したらメイシアで切る。

 

さていざ使ってみると今まで多摩テックのゴーカートで満足していた人間が突然高速道路にランボルギーニで繰り出したかのようなスピードの差があることに気づく。

マキナ正着から山を強くしてプランニングするのでは無い。

マキナ前にもうルートが決められるのである。なんだこの化け物山は。

そうなるとサブのメイシアはあまりに細い。そもそもゴミの寄せ集めみたいなハンドなのでイカロスに進化権切らないとやってられない事が多くメイシアに進化を残せない。

かといってガリガリのクロックに後押ししたいからといって風神やギルネリーゼを試す気にもならない。ゴミの寄せ集めにさらなる粗大ゴミを入れたら機能不全は確定なのである。

そして見つけたギリギリ使える札がシルヴァだった。

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メイシアは細いハンドを繋ぐ、ミリアムのために共鳴をズラすなどの役割がまだあったので2枚残し。

そもそもシルヴァがハンドを痩せさせるのでこれくらい無いと枯れる。

3/2/3は完全にガンナーに置いていかれた。ガンナーがあまりにも早い。

 

以下雑感

オートメーション、緑ファクトの株価上昇

ガンナーのために起動していい。緑ファクトはドロップ可能かつ自分より早い相手にコンシード作るときにガシガシ使える。今まではその重さが仇になっていたが引っ張ってくるのが軽いのとマキナスペルのおかげでマナが気にならない立ち回りが可能になったのでまあまあやれる。

 

ミリアムのブラックウォール

スタッツが弱い、共鳴を気にしなければいけない、白で出す対面がない、黒で最速やりたくても製造必須とあまりに使い勝手が悪いがこれがいないと非マキナ時にハンドがもたない。昔はとても強い札だったのにね…。

 

マキナスペル

非マキナ、加速有りで青ファクトを繋ぎ続け両者ない時に紺ファクトでギリギリを通りマキナ下ではボルバルザーク。ハーメルンで作った青を抱えて4〜5ターン目にボード全巻きハンドガッツリができる夢のようなカード。私はマナの計算を間違える。

 

とりあえず爽快感が今までの比じゃないしプランニング次第で無限に勝てる山なので是非握ってください。

たまに量産×3オートメーション×2みたいなハンドでどうしようもなく負けたりマキナ正着できない時に長引いて負けたりしますがご愛嬌です。

あとフェイスヒールが全くないので傷がついたら負けます。全力で緑ファクトで守ってください。今流行り気味のアグロヴはややキツめです。

 

言い忘れてたけどすり替わりより侵略の方が事故ゲームは拾えます。ただアグロに間に合わない、1点の利便性等で劣るので好みでどうぞ。

以上。