夏の思い出

夏休みの外出日数はギリ2ケタ、ごみ以下の日々を送った私の夏休みのアニメの感想です。

 

 

東京喰種4期 1クール

2点 

あらすじ 見た目は人間だが人を食べなければ生きていけない生き物、グールになってしまった元人間の金木くんの半生、その完結編。

良かったところ

 色彩。原作では出せない雰囲気がトーカとアキラの和解シーンにはあった。

悪かったところ

 それ以外のすべて。

良かったキャラ

 原作にはたくさんいたんだけどなぁ。

悪かったキャラ

 脚本が悪いので大体全員。

総評

 原作読んで。

 

ブラックラグーン 2クール半(OVAで1長編分あり)

85点

商社マンの岡島六郎はギャングの運送会社、ラグーン商会に人質に取られる。あっさりと会社に捨てられた岡島は成り行きでその運送会社に入りロックとしてギャングひしめくロアナプラで生きていく。

良かったところ

 雰囲気。血と硝煙の臭いに塗れたロアナプラの人間たちの死生観や言い回し、そこに放り込まれたロックという普通のサラリーマンが起こす化学反応。

悪かったところ

 もうこれは完全に俺の脳みその問題だと思うんですけど陣営、出来事の結果誰が得するのかの状況把握が難しい(特にロベルタ編)

 原作が未完。特に深い意味はないけどパチンコ化は収入が高いらしい。

良かったキャラ

 カッコよさという意味ではバラライカ。堕ちた軍人という誇りと汚れの両立があまりにかっこいい。

 あとあまり言ってないですがロックですかね。主人公に魅力があるかどうかというのはやはり物語の出来に大きく影響していると思います。吹っ切れた元サラリーマンとしての彼の価値観がロアナプラを狂わせていく一方で彼自身もギャングとしての戻れない道に足を踏み出していく。レヴィに吠える最初の街中のシーンから日本編に至るまで魅力満載です。

 

総評

 人にお勧めできるレベルの良作。見ると口に出したくなる表現だらけなのでぜひ。

 

ヴァンガードGNEXT 4クール

90点

この夏一番面白かったアニメです

あらすじ ヴァンガードで世界を救った新導クロノ君が高校生に。元チームメイトが目覚ましい活躍をする中燃え尽き症候群のクロノ君をU20チャンピオン鬼丸カズミがボコボコにする、リベンジを誓うクロノ君のU20挑戦の物語。

良かったところ

 すっきりしている。要するに甲子園みたいなものだし途中カードゲームアニメらしく世界の命運を背負うことにはなるがそれでも大会に勝つことが目標なのは揺るがないのでとにかくブレない。

 魅力的なキャラが多い。52話もあると長く感じるはずなのだがあまりそれを感じさせない。ちゃんとキャラを立ててくれるし長さが生かせている。

 演出が巧み。1st、2ndステージとルールを変則にすることで3人制チームバトル、並びにカードゲームアニメにありがちなマッチアップ時点で勝敗がわかってしまう、がやや少ない。Gガーディアンによってしゃべる、ガード投げる以外にやることのなかった防御ターンが派手になり、GB8という明確なゴール切り札をちゃんと出し惜しむことで切り札としての格を保っている。ハイハイネクステージがなくなった。

悪かったところ

 トコハ関連、これに尽きる。

 ミゲルがぽっと出すぎてその死のウエイトがなぜ重いのかがピンと来ない。

 トコハが本当に迷いすぎ。前期までの力強さを感じない。声もやる気ないし別人説。

 クミちゃんがあまりにも勝たないしスポットもしない。マジで数合わせ。

 女の子たちの騎士として覚醒した江西以外本当に問題しかない。逆に作品に対する文句がここしかない。

 

良かったキャラ

 大体いいので変なところをほめる。

 ダムジッド。傭兵として戦場を生きた死生観が特に競技感の強い今季ではなじめず純粋な悪役として活躍。

このキャラが面白いところは完全ガードが分身なところです。このゲーム、分身をよく引けるのでそれにライドするのが当たり前ですがこいつだけは違う。自らをよく引ける、という利点を生かせすぎるんです、ずっと完全引く相手は流石に反則くさいんですけどそれがちゃんとガード制限で負けたりととにかく見せ方が面白いキャラでした。

 

総評

前クールまでを知ってて楽しめる要素はあまり多くないですしかなりおススメです。

 

Wixoss3期 1クール

45点

デッキ開くとたまに不思議なカードが入っていてそれを手にした選ばれ下の田とがお互いの記憶をかけて戦います。

 

良かったところ

主人公の強さに理由がある。中村悠一が振り切れてキモイ。

悪かったところ

利己的なキャラが多すぎ、ずるがしこい奴がうまい汁をすするだけ、こんな感じが中盤まで続くため見ててしんどい。コインの残数とマッチアップ、モブの有無で勝敗が透けるため盛り上がらない。

 

良かったキャラ

特にいない。たぶんこれが点を挙げられない理由の大半。

 

悪かったキャラ

たぶんほとんどのキャラどっかしら悪い。

 

総評

4期の決戦をMAXで楽しみたいなら見ましょう。

 

はーとふる彼氏 5時間くらい

80点

鳩に恋する恋愛シミュレーション

 

良かったところ

一発ネタで終わらせない考察予知と設定の練りこみ、フリーのBGM。

 

悪かったところ

共通ルート長い、バックログない、翻訳事故、コメディとシリアスが直角につながってる。

 

良かったキャラ

生徒。

悪かったキャラ

先生。

 

総評

この値段(1000円)でこのストーリーが作れるなら3倍でちゃんと作ってくれ、買わないから。割とおススメ。

感想会をしようその2

FT

流石にも海削ぎ落としは済んだ。ピンチケが楽しそう。だが悲しいかなあなた達はここではマイノリティ。

圧倒的歌の前に自己顕示欲など無に等しい。

 


D/zeal

目のくらむような情熱。

ハーモニクス 音のぶつけ合い、違う方向性に伸びていった2人の音楽家の共鳴なのでこうしてライブで聴くととても生える。その色気は14歳が出していいものじゃない。ロックの動きだがまっすぐな声、どこまでも楽しそうな声。

 


流星群 そうきたか。完全な不意打ち。ハモるという行為がそもそも綺麗なものなので泥臭く弾けるロックとどうなのかと思ったけどそこにあった空間はどこまでも心地よくて。

 


SMS 言うなれば返歌。貰ったなら返すのが礼儀。あの歌はどこまでも強くひとつの光というイメージだったがこんな輝かせ方もできたとは。実際に見ないとわからない表現の極致。曲を勝手に重くしてしまうのはP側の悪癖。少なくとも俺はそう。

 


餞の鳥 重ね合わせる2人の音。言葉は野暮なのでとりあえず聞いて欲しい。青い羽はLVならしっかり見える。

 


夜想令嬢

 


ミュージカルというひとつの舞台に物語を落とし込んだのは発想の勝利。ここにきて番組形式であることが強く生きてくる。

キーになるセリフを通ったら曲の一部を取り出し段々と劇から曲へと変化していくのはミュージカルならでは。

似合いそうな曲を見繕うのではなく完全にそのための2曲で閉じたのもあの世界に魅了され囚われた多くの人々のことを思うと名采配だったと言わざるを得ない。

カーテンコール付きなのも非常に良い。彼女達は演者であってキャラであって役であるという3重の影がよく見える。

 


EScape

機械としての終わりを迎えるほどに人として完成されていく。

演技の上手い志保、ポーカーフェイス瑞希に対して人形のような顔つきを生かすのが紬。

 


ID EScape from Utopia

とにかく表情を0に。キ ド ウ の音に合わせて体は動くのに表情が動かないのが素晴らしく機械的。やっぱり演技という点では14歳のそれではないな。

ここでの三角形は等距離。

 


Mythmaker

神話の作り手。神など滅んだ時代にコレである。鉄を打つような効果音、ユーフォリアなど機械から人に移り変わる様を表現。画面もややバグり気味に。

 


Melty Fantasia

崩れて並び合うことのない三角形。感情を得てしまった機械の末路。無機質に心地よいutopiaの対比、篭った心があるからこそ何処か悲痛。手合わせ回転はもう手馴れたものといった感じだが最期のoffの瞬間はやはりくる。

 


Lost

機械に訪れる死の瞬間の表現。せめて天国では安らかに。にしても好きだと言われることはどこまでも幸福なことなのであろうな。

 

 

 

Jelly Pop Beans

どこまでもロコのプロデュースしたアート。

 


Art Needs Heart beats

イントロを化けさせるのはマジで天才。世界を渡る感覚に引き込まれる。

ロコが誰かと完成させるアート。その表現としてアレは答えの一つであろう。

 


I did + I will

聞いてるのが心地よい系の曲なのでただ聞いてました。4分割レトロ調セピア画面と今までとは逆に消えざまにロゴを残すのはお見事。

 


月曜日のクリームソーダ

コンパニオン風の衣装とタップダンサーと妖艶なダンサー、3種混じってレトロの表現として完成させてあるのが見事。タップダンスはマジモンの特殊技能検定1級って感じで惹きこまれる。だんだん人が揃ってくの良いですね。今までで一番ラストブロックとしてしっくりきたかも。

 

 

 

Border Line

声のノリが5thよりはるかに良い。動きとの両立がとても困難な音域だったのでアレンジが効いてて5thも素敵だったがこっちの方が俺は惹かれる。とかく動き、濃いめに作られた目の周りの化粧などが艶やか。見事。

 


STEREOPHONIC ISOTONIC

早口をはじめとしてこれもコロコロ心地のいい音が鳴ってるタイプの曲。聴き入り。

 


Oli Oli DISCO

ひとつの武器。あそこまで煽られたら一体になるしかない。激しいわけじゃないのにフロアを一つにする彼女の武器。

 


瑠璃色金魚と花菖蒲

個人的にうるさかったピンチケが最後には黙るような最高のパフォーマンス。

5thは見るものを圧倒し熱の中に呑んでしまうような強さがあったが今回は洗練されたイメージ。

歌の天才ではきっとないのだがその芯の強さがにじみ出る良い曲。

 


スタートリップ

まず曲名が掛詞として天才。

激しく歌い上げるわけでないのに一度聴きいったらもう離れられない。

 


Decided

隣のオタク発奮。赤と青の火花がぶつかり合う。2サビラストで完全に声量負けしたのがきっと青の成長につながる。赤より音はまっすぐだった。青より音は澄んでいた。それぞれが磨き合う。

 


brave Harmony

そこで笑うか白石よ。

 


Silent Joker

芯に秘めたる熱さを感じる。あまりにも動きのキレがいい。雄大に腕を振るサビ後半が好き。彼女の声の響き方は独特でそれが上手く生きているのがこの曲。

 


鳥籠スクリプチュア

現地人の顔が浮かぶ浮かぶ…。

声の甘さとキレのギャップが恐ろしいが何より凄いのは歌っている時の表情だ。動きから何から全て使ってつけたその色が曲の中での信者を作ってしまう。もはや洗脳に等しい。彼女に導かれたいと思うかどうかはひとつの分岐点なのかもしれない。いつか見た十字架の光景をこれを書きながら思い出す。

 


Raise the flag

Jが好きそう。またASに貸してた曲なのでここでオリメンでぶつけとくのも味があって良い。

 


侠気乱舞

Jが好きそう。またASに貸してた曲なのでここでオリメンでぶつけとくのも味があって良い。

Tシリーズは立ち位置特殊だと思い込んでしまいがち。好きに使うのが劇場よ。

TA選抜だと流石に雰囲気が違う。桃子とジュリアがぶつけ合うのも良いしやはりエンターテイメントのインパクト。

 

おやすみ

 

感想会をしよう!その1

マス勢よ、感想会をしよう。これしかない俺のために。

 

Star Elements

Episode Tiara

 各サビ前に強い白い光が後ろから当たる。影だけの存在になる。「アイドルのアイコン化」

 イントロでなきそう

 琴 二日目は声の演技をこの局からしていた?

 

まっすぐ

 順風満帆なED。

 それぞれの名前を歌詞に含む?

 

朗読劇

 二日目のほうが全体的に熱めに感じる。

 初日は処理落ちした。

 朗読中の動きがうるさい未来と前後の移動以外の大きな動きのない演技慣れした琴葉との対比。

 未来は未来の声で演じ、琴葉は別人のような、可奈は化けの皮はがれてからが本人と別人のいいライン。

 そりゃ可奈も志保に聞くわ。それを志保が教えられることがうれしくも悲しくもある。

 

 冒頭のアイドルになりたい理由を語るシーンの熱量は自身を投影して演技する未来らしい。

 ミオはミツルギの名前が出るまで声色が普通「ターゲットになってない?」

 曲中はつらそうな琴葉だが朗読はとてもよい。

 あぅ、うぇの声が未来らしい。「投影による演技」

 琴 巻き込まないでの演技が初日と違う?「要検証」

 モニターだからわかる、目の動きから感じる春日未来。

 

ギブミーメタファー

 Give meの映像演出がよい。

 

 1A 琴 弱い自分を隠して舞台に上がるクサナギ

 1A 可 立っているのは針の上 カンザキ

 

 2A 可 未練?

 2A 未 スカート 

 

Charlotte.Chalotte

だってあなたはプリンセス

 背景に家が出来上がるまで始まらない。籠の中に閉じ込める。「閉じた世界」

 左右の柱、映像、本人たちが3重で映る不思議さ 

 Cメロの止める踊りの再現度が高い

 

フタリの記憶

映像が最後まで二人を同時に映さない「同時にうたわないから」

柱の中に二人を閉じ込める

 原曲の解釈をぬいぐるみに合わせるとしっくりくる

 

 

魔法をかけて

 コール多めなのが原曲らしさあってよい

 

ミラージュミラー

 初日「魔法だっていい」のくるくるがモニターに抜かれたのは姫だけ。

 サビ終わりの立ち位置入れ替わりが最後だけない

 

 

トゥインクルリズム

 ZxB ピンチケ大好きなウーがいるけど全然聞こえない「アイマスのマジョリティーは今でも優等生」cf 満腹至極

 

FoW ほかに比べるとやや安直か。Jが好きなBPM。ラストの三角形はユニットマーク兼オリジナルのおにぎり?

TP おまたせ 映像演出全振り Pスケールまでフルに使った演出 たぶん最後の君だよはスぺサンにand youって書いて巻き込むなって笑いだと思う。感動ではない。

やまもん 武器の話が不自然に二日目切られる「初日に似た話をしたから止められた?」

百合子の私を見て「七尾百合子の成長でありかわいらしいところであり怖いもののない伊藤美来だからできること」

 

 

閃光HANABI

 BoD 記憶にない海美かわいいしか書いてない自分が悪い。Pスケールにコールがいどないとしんどいか?

Moony 浅学ゆえわからないが一つの祭りの静かな部分というのは感覚的にうなずける

君花火 人々を笑顔にする輝きをここに。

 和太鼓の音は現地だと突き出している耳に、五体にずしりと響く。

Final

  • メモル 楽しそうだなぁ。キセキの部分であれやってるなぁ。亜利沙アレンジうまいなぁ。 わちゃわちゃ部分で「たのしんでますかー」「本能に染みついたアイドル?」
  • We are One 5thで作られた強い強い武器。
  • OOS せっかく彼女を知ってもらったのだから君想いとかで拡張したほうがのめりこみを埋めるかなぁと思ったがあそこまで楽しそうに歌われては文句のつけようがない。
  •  あめにうたおう 私はとっくにコールできるが私と同じような中堅部分の人間の油断で5thで因縁をつけてしまった曲。我々が反省すればそれでよかった話なのだがこれはどうやらそうでもなかったらしい。コールをモニターに映せなかったもの、自分ではうたわずマイクを向けたもの、それぞれが5thの因縁を断ち切ったと思う。自分たちで解決したと証明で生きなくなった中堅たちを除いては。それこそ自分の心で納得するべき問題ってな。どこかでけじめをつけないと話題にもしづらかったしこれでよかったのかもしれない。パフォーマンスについては5thのころから文句がない。あるとすればそれは我々が悪い。
  • 朝焼け 6th神戸もう一つの難題。田中琴葉と種田理沙のズレである。朗読劇の時には感じなかったが高音が出しづらそう。イヤモニの不調も併発していたようで。今後またやりたいと言ってくれているし声優というプロたちは私たちが思うよりはるかにすごいので解決してくれるのである。彼女がとった対策は後述。
  • Starrry Melody よく記憶にないのだが百合子が2番錆の最高の軌跡を打てっていたのが印象的。
  • Understand 自分の声がうまく出ないことに気づいて自分よりかわいい声を演じるあたりが琴葉らしいなぁと。海美はそれに気づくくらいには器用だしだからこそ本能でいつもより強くあおる。そんな関係性が見えて非常に楽しかった。
  • 満腹 歌い切りより踊りに注ぎ込むというのはDa的アプローチ。勇気のいる行為。2番前のウーハーがちゃんと聞こえるのが優等生の勝ちって感じで最高。
  • Idolchang 楽しい。ここで記述は途切れている。

10 プリンセス これでソロ7曲目。この曲で最後。それが君の子であることが小さな運命。衣装が今まで以上にお姫様なのでとてもきれい。

11 PD プリンセスの締めだからプリティーで行きましょう。

12 DD edの定番。2面性のある曲。勝者しか知らない。敗者しか知らない。

BNT 奈緒がCメロの踊りの時にThankyou welcome dreamingと口を動かしていたのが印象的。

13 ス! 人生楽しそう

14 アニマル 予想外。

15 Super Lover 数少ない予想通り。とても久しぶりに聞けてぶちあがってらっしゃった。

16 微笑み日和 普段より楽しそうなのはよく伝わった

17 地球儀 衣装がファンタジーの世界から出てきた感じ強め。踊るとマントが開けるのも良い。

18 未来飛行 ここでやるのかという気持ちで開幕。とにかく楽しそうでこの曲に会った力強い背中のイメージとは正反対の笑顔がよく見えた。だからねみていてね、これからの私のことがあまりにも刺さる。まだ死ねない。間奏でステージ駆け回る彼女はあまりもまぶしかった。

 

AnVer,感想会まとめは後日。

私はオタクじゃなかった(1)

しっかりと伏線を拾う作品が好きだ。

物語の最後が始まりとつながっているような展開はぞくぞくする。

私が最も長く多く使ったあのアカウントは壮大な自分語りがしたくて開設したものだった。

私は人に語り聞かせるだけの人生を持っている、が聞かせたい相手はそんなに多くない。ゆえにあのようなアカウントが生まれた。居心地のいいところであった。

これは私の物語にカタルシスを与えるべくプロローグとエピローグをそろえるべくしてする行為だ。

久方ぶりの深い深い自分語りだ。本当に呼んでもらいたいところまで読者をあきさせないようにしなくてはならない。

 

そう、私は長い間オタクではなかった。

 

 

 

中学時代、私は陸上部員として活動していた。当時私の学校は良くも悪くも普通の学校だった。ところが私たちの世代で不良というものの存在がいなくなる。私たちと同じ年に赴任した教師がそうしたのである。学年主任として赴任したその教師の手腕、カリスマ性は中学生の私にもわかるほど圧倒的だった。

主任の立場でありながら自身のクラスを持たなかったその教師は陸上競技部の顧問としてその手腕を発揮する。当時の1学年の人数が100人弱。私たちの学年で陸上競技部に所属していたのは30人弱。こうして彼女は学年の1/3を掌握し私たちに模範的な活動をさせることで学年の健全化を成功させた。

スポーツという努力の世界で精神面が与える影響は計り知れない。若く何も知らない私はそれを信じ正義を演じ続けた。気分がよかった。仲間が多いのは純粋に楽しかった。

反抗して不良になろうとする生徒をいじめていいのだから。なぜならこちらは数が多く、その上先生に認められた正義なのだから。

そんな正義が曇ったのはある年の冬、インフルエンザで学級閉鎖が起こり部活動が禁止された日だった。当時顧問のお気に入りとしてサッカー崩れで来ていた先輩が自分のお気に入りだけを集めて練習を行った。そこに呼ばれなかった私はその先輩に食いかかった。今にして思えばただ自分が仲間はずれにされたことが気に食わなかったのだと思う。だが当時の私にとって大切だったのは「それが正しい行いかどうか」なのである。

学級閉鎖で部活動が禁じられているときに行うそれは決して正義じゃない。

必ず正義でなくてはいけない私たちがルールにそむくことがあっていいはずない。

結果として私は部内の柄の悪い先輩たちに恐喝にあう。その先輩たちと殴り合って勝てると豪語したことにされて、後に生徒会長を務めるサッカー部の部長に吹き込まれて。

今思うと勝てるみたいなことを頭で考えた記憶はあるが口にしたかどうかはあいまいでよしんば口にしていたとしてもろくに面識もないサッカー部の部長が聞いているはずないのだ。正義の行いとして部長の友人とけんかしていたことからまあはめられたのであろう。

悪いのはすべて私ということになった。それでも陸上を続けたのは友人たちのことが好きだったからなのであろう。

ちなみに顧問にもそのとき相当いろいろ言われたが半年ほどたってサッカー崩れの先輩たちが後輩に手を出そうとしていた性欲猿だと発覚してから「お前の考えはまちがってなかった、ただやり方を間違った」と告げられた。笑ってしまう、あのときの悪者は俺しかいなかったじゃないか。

そういやいってなかったがわが陸上部は部内恋愛禁止である。実に前時代的規律で笑ってしまう。

 

 

 

 

中学編2部はこの顧問が教え子の教育実習生を連れてくるところから幕を開ける。

さて数は多いといったがわれらか陸上競技部、練習は普通にしんどいので脱落者、幽霊部員が出てくる(それでも顧問の私兵であることに変わりはないが)

一方でとても熱心な活動を部活面でも兵士としてもこなすものが現れてくる。そう、あっという間にカーストの完成だ。まあ実際は大きく立場の差があったわけではないし私の立ち位置はバラモンとクシャトリアの中間位で何も困っていなかった。

さて冒頭の教育実習生、厳密には教育実習できていたのではなく教育免許を持っていて卒業までの間暇だし経験つむのもかねてコーチとして陸上を教えに来た、という具合である。呼称がめんどくさいので当時のあだ名、馬と表記する。

馬は短距離選手だった。陸上競技はバラエティ豊かなスポーツで一口に陸上といっても短距離、中長距離、各種フィールド競技といろいろありコーチとして口が出せるのは自分の専門職だけである。

 

本題に入ろう。この男は中長距離やバラモン以外の人間を蔑視した。

 

そりゃ人間なんだし普段かかわる子のほうがかわいいだろう。だがかなしいかな多感な中学生にその言い訳は通じずバラモンとクシャトリアの間に大きな溝が生まれることになる。

中長距離を馬鹿扱いして校庭60週だかはしらされたのは今でも忘れていないしバラモン側の後輩すら馬にキレていたのはよく覚えている。馬鹿な中長距離は60週を数えていられないだろうから10週ごとに握った紙をちぎれと。

この馬に文句を言っていたことが顧問に発覚しクシャトリア集団が説教を受ける。せっかく来てもらってるのになんだその言い草はとかなんか起こられた気がするがよく覚えていない。

明らかな差別であっても身分が下なら勝てない、それだけがわかった。

この件で私は教師という職業に強く絶望する。親の仕事よりよく見るのが教師だ。あこがれたっておかしくない。ただあんな男でも教師になれてしまう、という事実が私の中に深く刺さったしバラモンクシャトリア間の待遇差はまあやさぐれるわなと思う。

この馬こと梅田が赴任した中学校が高校の近くにあり、高校の部活の同期が馬の指導を受けていたとわかるのはまた別の話。

もちろんこれは中学時代の思い出の中で影響が大きかったものだけとりあげているのでありほかにも重いではいろいろとあるしなんなら本当にいいたいことはなにも書けていない。

しかし過去を振り返るのはなかなか頭が痛く体力を使うので今日はここまで。

ここまで読んでしまったあなたは私からの本当のメッセージが出る本編まで読んでほしい。

僕とAFネメ

僕は一度シャドウバースを引退した。

1年ほど前、時空転生の発売ごろの事である。リリース当初からやっていたそれをなんとなく手放した。

理由は簡単でスタン落ちについていくのが面倒だったからだ。

そもそもSFLがシャドバの中で最も不快な環境であった事も起因している。

様々なカードゲームを渡り歩いたがなんだかんだ飽きっぽいのでスタン落ちを味わったことがなかったのである。

スタン落ちがカードゲームに必要かどうかの話は別の機会にするとしてそんな僕に町田の友人、某果物君が「AFネメは凄い面白い」と持ちかけてきた。

聞いても理解できなかったがなるほど見てみるとDCGであることを前面に押し出した新しい感覚のデッキだった。

僕はパズルのようなそのデッキに魅了されスタン落ち以前のカードを全て砕き新クラス、ネメシスのカードを揃えた。

ポプテピピック横目に回したのがまだ記憶に新しい。

 

結局そのアカウントは捨ててしまい再出発することになるのだがあれ以降AFネメはお気に入りのデッキだった。

整ったスタンのバランスが肌に合わずアンリミで愛着のあるカードたちとバカやる方を選んだ僕がスタンに向ける唯一の興味がAFネメが勝てるかどうかだった。

盤面取りに特化したその性能はメタが回れば必ず活躍できる。ひと環境に一度はワンチャンあると言われていたのでは無いだろうか。

 

そしてそんなAFネメがスタン落ちした。

僕に取って新時代であったそれが僕と言う古い人間、思い出の側にやってきたのである。

マキナのアッパー、2種類の強力な新カードを引っさげて。

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朝5時半に貞操無くしたメリケン野郎と通話しながら作ったリストがこれである。

従来のAFネメとしてのスピードを一回りあげた型。単体性能がゴミみたいな札を引っ付けあってぶん回して盤面を更地にし続けこっちはガリガリのクロックで攻め落とす。

ワンチャンス失敗したらメイシアで切る。

 

さていざ使ってみると今まで多摩テックのゴーカートで満足していた人間が突然高速道路にランボルギーニで繰り出したかのようなスピードの差があることに気づく。

マキナ正着から山を強くしてプランニングするのでは無い。

マキナ前にもうルートが決められるのである。なんだこの化け物山は。

そうなるとサブのメイシアはあまりに細い。そもそもゴミの寄せ集めみたいなハンドなのでイカロスに進化権切らないとやってられない事が多くメイシアに進化を残せない。

かといってガリガリのクロックに後押ししたいからといって風神やギルネリーゼを試す気にもならない。ゴミの寄せ集めにさらなる粗大ゴミを入れたら機能不全は確定なのである。

そして見つけたギリギリ使える札がシルヴァだった。

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メイシアは細いハンドを繋ぐ、ミリアムのために共鳴をズラすなどの役割がまだあったので2枚残し。

そもそもシルヴァがハンドを痩せさせるのでこれくらい無いと枯れる。

3/2/3は完全にガンナーに置いていかれた。ガンナーがあまりにも早い。

 

以下雑感

オートメーション、緑ファクトの株価上昇

ガンナーのために起動していい。緑ファクトはドロップ可能かつ自分より早い相手にコンシード作るときにガシガシ使える。今まではその重さが仇になっていたが引っ張ってくるのが軽いのとマキナスペルのおかげでマナが気にならない立ち回りが可能になったのでまあまあやれる。

 

ミリアムのブラックウォール

スタッツが弱い、共鳴を気にしなければいけない、白で出す対面がない、黒で最速やりたくても製造必須とあまりに使い勝手が悪いがこれがいないと非マキナ時にハンドがもたない。昔はとても強い札だったのにね…。

 

マキナスペル

非マキナ、加速有りで青ファクトを繋ぎ続け両者ない時に紺ファクトでギリギリを通りマキナ下ではボルバルザーク。ハーメルンで作った青を抱えて4〜5ターン目にボード全巻きハンドガッツリができる夢のようなカード。私はマナの計算を間違える。

 

とりあえず爽快感が今までの比じゃないしプランニング次第で無限に勝てる山なので是非握ってください。

たまに量産×3オートメーション×2みたいなハンドでどうしようもなく負けたりマキナ正着できない時に長引いて負けたりしますがご愛嬌です。

あとフェイスヒールが全くないので傷がついたら負けます。全力で緑ファクトで守ってください。今流行り気味のアグロヴはややキツめです。

 

言い忘れてたけどすり替わりより侵略の方が事故ゲームは拾えます。ただアグロに間に合わない、1点の利便性等で劣るので好みでどうぞ。

以上。

 

逆転

これは逆転の物語だ。


人生のどこかでアイマスと交点を持ったオタク達は常に抱える感情がある。

「このコンテンツを最初から知っていたかった」

その感情に応えるべくして生まれたのがシャニマスだ。

 


アイマスを作るスタッフ達も同じことを思う。1から自分達でやりたい、その結実がシャニマスであったと聞く。

 


このご時世に新たに参入する声優が活躍する場を設けるのは大変だ。

仕事に対して数が多すぎるし結果としてその働き方は多様化している。

そんな人達が輝くための一つのきっかけとしてアイマスは必要だったのかもしれない。

 


これらの思いがぶつかり合ってシャニマス は生まれた。

これら全てのもの達の逆転の物語なのである。

 


感想です。

 


クソ雑なこと言うと曲として聞いてるものではなくbgmとして聞いてるものを披露されるので曲の親近感が尋常じゃなかったです。

審査員ブン殴りのテーマとして聞いてたあの曲達がこうやって歌われるのか、と。

 


個別感想で行くと放クラ→アルスト→イルミネ→アンティーカの順に完成度が高かったと私は思います。

 


放クラ

楽しんでいるもの達が一番強い。体現していました。

一度目のナンバーワンをちゃんと黙ったところにプロデューサー達の逆転の意思を感じました。

落ちサビでクラップしたところでその意思ドブに捨てるあたりが最高にロックでした。

 


アルスト

かわいいだけののび太とそれを支える2人という構図がよく伝わりました。再三言われてますが甜花ちゃんが歌うのを見守る2人が非常に関係性が現れていて良かったです。

 


イルミネ

3人の声質が全然違うのがよくわかりました。むんさんとかホワホワしてるように見えてだからこそ強いというところに赤の理念を感じますね。

 


アンティー

一番注目してみてました。

霧子のマイクが止まる→咲耶が動揺する→こがたんが歌詞を間違えるとまあなかなかガタガタでしたね。それが自然でもちろんこれが悪いとバカにしているわけではないんです。これは想像ですが前述の理由でスタッフも新規の人員であった可能性がありそんな中ならミスもあるでしょう。だからこそその中でブレることなくカバーができたまみみが強かった。

ただの仲良しこよしはチームプレイとは言わない、個々の力が高くて初めてチームになれるというのは黒子のバスケの言葉です。

最初から最強である必要はない、だが強い方が間違いなくクールでしょう。

だからこれから成長していくんだろうなぁと思いました。私にあと1人分目があったら見守りたいと思ったのはココでしょうね。

もしかしたらこれら問題点2日目には改善していたのかも知れない。しかしそれをみていない私にはわからないのです。見る覚悟とはそういうことだ。そして私にはそれがない。

 


ステージ全体の感想ですが曲目の少なさを感じさせないボリュームのあるステージでした。ユニットごとのMCや2回の朗読劇がそれにあたります。

ダンスも全体曲がシンプルだったのでそういうものかと思いましたがそもそもステージがものすごく狭いのが原因ですね。ユニット毎はそれはもう動き回っていたので。

朗読劇ですが本来は声優である中の人の強みが前面に出る、コンテンツを知りこんでいればわかる小ネタ、喋りではなく動きでもキャラを感じさせる等々ココが一番価値があったとおもいます。

新曲はおそらくアイマス全体曲界でもトップレベルに挑戦的な姿勢を感じました。

 


総合的な感想ですがコンテンツそのものが逆転、ここから始めるという意思が強かったことを改めて感じましたしスタートとしては文句なしだったと思います。これからが楽しみですが私に見守る余裕がないのも事実なので私はここに関してプロデューサーと自称することはないでしょう。少なくとも今は。

個々のキャラ等に関しても語り合いたいところですが誰も話に来てくれなくて寂しいのでだれかそういう話がしたい人は連絡ください。

しなーずおぶしすてむ2 ふぁーすとがーでぃあん

ネタバレ以外の何物でもねえ。

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霜月と比べ物にならないくらい色のないキャラクター、須郷の物語。

霜月よりも骨格が無いのでそれを書くところから始めて1時間だからとんでもない濃度。

 

シビュラシステムによって唯一の法治国家となった日本の外に対しての防御、軍。

ここまでにわずかに描かれた須郷の人間性は確かに軍人と言われると納得がいく。

軍の作戦→事件→捜査でゾンビカーニバルの流れはとても納得がいくし検挙率を理由にちゃんと据えてたところがスマート。

 

宜野座母のシーンはちょっとしんどい。そのあとのギノさんが眼鏡外して目元抑えるシーンがもう…。

 

ブランデーに仕込んだとすぐ気づいたけど個人的にはスパーリングロボットに仕込んでると思ってたのでなるほどねって感じ。どのみち気づいてたか。

 

今回は軍上層部の悪と禁止兵器の使用、前回の放射性物質と合わせるとSSシリーズの根底にあるのはビゴーのような現代日本の風刺なのではと少し感じた。

禁忌の力によって完全統治を手に入れるということ、シビュラシステムは道徳的観点から問題が見えるがそれ以外の点からシビュラシステムが現代人の感性と相容れないものであることを描いているなぁと。

感想ある人は是非お話ししましょう。